RSIが投資家やトレーダーに人気のあるインジケーターらしい。。
どんなインジケーターなのかな??
RSIの見方や設定、手法など知りたいな。。。
こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- RSIとは?
- RSIの見方
- RSIの設定
- RSIを使った手法
- RSIの2つの注意点
✅この記事を書いた人
どうも、shimaです。
今回はみんな大好き「RSI」についてわかりやすく解説していきます。
トレードや投資をされている方なら91%の人は使った事がある、もしくは使っている!というほど人気のあるオシレーター系のインジケーターになります。
この記事を読む事によってRSIの理解が深まり、相場の買われ過ぎ、売られすぎが分かるようになり投資の優位性が高まります。
それでは勉強していきましょう。
RSIとは?
RSIとは「Relative Strength Index」の頭文字を略したテクニカル分析のひとつになります。
読み方はそのままで、「あーるえすあい」と読みます。
日本語に訳すと「相対性指数」という意味です。
要するに「買われ過ぎか」「売られ過ぎか」の判断をする指標という事です。
ある一定期間の値動きに対して上昇分の値動きが占める割合を算出し価格上昇の強さを数値化したチャートになります。
発者はJ・ウェルズ ワイルダーJr.というアメリカのテクニカル指標の父とも言える人物が1878年に発表しました。彼が開発した有名なオシレーターでは,DMIやパラボリックSAR、ATR、ピボットなど今でも相場で使える大変人気のあるインジケーターがたくさんあります。
J・ウィルズ ワイルダーjrの開発したテクニカル指標の設定数値には「14期間」の数値が多く、その理由に、あらゆるものには「28日周期」があるとしており、その半分の14を重要視していました。
そうゆう意図で14期間が一般的に広く使われています。
RSIの見方・設定
RSIの見方は非常に簡単で、売買シグナルの判断基準は以下のようになります。
- 20%〜30%で売られ過ぎ→買いのシグナル
- 70%〜80%で買われ過ぎ→売りのシグナル
計算式はある一定期間(一般的には14期間)においての上昇した日の値幅の合計と同じ期間の下落した値幅の合計を割って100をかけた数字になります。
わかりやすく言うと、14日前から今日までで上昇した日が多ければRSIの数値は70%〜80%の変われ過ぎゾーンを目指すか、もしくは到達する。
逆に下落した日が多ければ、RSIの数値も20%〜30%付近の売られ過ぎゾーンを目指す、もしくは到達すると言う考え方になります。
ぶっちゃけ、計算式はわからなくても全然問題ないので、RSIが70%〜80%まで来てたら買われ過ぎだな〜。RSIが20%〜30%まで来てたら売られ過ぎだな〜。で覚えてもらったらOKです。
RSIを使った手法
それでは、RSIの使い方を実際のチャートで見ていきましょう。
RSI買われ過ぎチャート
このチャートは日経平均225のチャートなのですが、赤い枠で囲っているところがRSIのインジケーター画面になります。
黒い丸印でRSIの数値が70%〜80%の買われ過ぎゾーンにきて相場は上昇トレンドから下降トレンドに転換していきました。
続いては売られ過ぎチャートです。
こちらのチャートも同じ日経平均225です。
黒い丸印でRSIの数値は20%〜30%の売られ過ぎゾーンにきてトレンドが下降から上昇に転換していってるのが分かるかと思います。
このようにRSIが買われ過ぎ、売られ過ぎのゾーンまできたら価格が下落もしくは上昇して行ってますね。
RSIは基本的に逆張りのテクニカルとして使われています。
投資の世界では安くなった時に買って、高くなったら売るのが基本となり、RSIは高い安いが一目で分かるので投資家の中でも人気があるのが納得出来るかと思います。
RSI2つの注意点
閃いた!
RSIの売られすぎゾーンで買って、買われすぎゾーンで売ったら永遠に勝てるぞ!!
上記のように思われた方もいらっしゃると思いますが、そうならないのが相場の世界です。
ここでRSIの注意点を2つ紹介致します。
トレンド相場
注意点の1つ目がトレンド相場です。
RSIは強いトレンドが出ている相場では機能しない事がしばしばあります。
70%〜80%までRSIの数値が来ているのにそのまま上昇していくパターンです。
チャートでご覧ください。
同じ日経平均225になりますが、チャートのようにRSIが70%〜80%まで来ていても反転せずトレンドが継続して上がって行ってます。
これにはいくつかの原因があります。
例えば、自分が見ているチャートが日足のRSIだったとして、日足のRSIは70%〜80%の買われ過ぎゾーンでも、もっと大きい週足、月足のRSIが買われ過ぎゾーンまで到達していない場合です。
この場合では日足では買われ過ぎですが、週足や月足ではまだ、上昇の余地があると言う事になります。
この場合の対処法としては、自分が見ている時間足よりも大きい時間足も意識するようにしましょう。
このことをマルチタイムフレームと言います。
また、RSIだけで判断するのではなく、ダウ理論なども取り入れて総合的に判断する事がいいでしょう。「ダウ理論とは?」注意点なども分かりやすく解説
ダイバージェンス
続いての注意点はダイバージェンスです。
ダイバージェンスとは相場の価格とインジケーターの矛盾が引き起こす現象になります。
例えば、価格が下落していてRSIが30%付近にいるときに買いで入ったとします。
それでも、価格は下がっていき直近の安値を割って安値更新していきました。
その時の投資家の心理では、「安値を割ったからもっと下落が始まる」と恐怖に怯えている状態です。
こういう時って損切りして逃げますよね?
でも、損切りした途端に価格が戻って上昇していく経験された方も多いのではないでしょうか?
この時RSIのインジケーターでは、ダイバージェンスと言うのが起こっている事が多くあります。
上昇局面でも同じような事が起こります。
このようにダイバージェンスが起こったらトレンドが変わるかも?と判断しといたほうがいいでしょう。
RSIの注意点として覚えておきましょう。
*ダイバージェンスについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ
ダイバージェンスとは?「見方•使い方を分かりやすく解説」
RSIまとめ
- RSIとは?
- RSIの見かた
- RSIの使い方
- RSI2つの注意点
- トレンド相場
- ダイバージェンス
いかがでしたでしょうか?
今回はRSIについてわかりやすく説明いたしました。
相場の世界というのは、根拠を増やして勝率を上げるゲーム的なものと僕は考えています。
数あるインジケーターや理論の中から自分に合ったものを見つけ、それを極めていく事が相場で生きていけるコツだと思っています。
この記事を読んでまた1つ新しい武器を手に入れてくれたら幸いです。