トレンドラインを引いているのですが、あまり機能しません。。。
引き方が合ってるのかもわからないです。。
教えて欲しいな。。。
こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- そもそもトレンドとは??
- トレンドを確認するならトレンドライン
- トレンドラインの正しい引き方
- トレンドラインを引き直すタイミング
✔︎記事の信頼性
どうも、shimaです。
上記の悩みのようにいまいちトレンドがわからず投資やトレードをされている方も多いと思います。
今回はそのトレンドについての記事を書いていきたいと思います。
相場においてのトレンドについてわかりやすく解説していきます。
この記事は投資を始めたばっかりで何もわからない方でもわかりやすく説明していきますね。
本記事を読むだけで、トレンドの意味や、重要性または、トレンドラインが正しいく引ける方になります。
そもそもトレンドとは?
日常会話でもよく「トレンド」という言葉は耳にしたり使ったりしていると思いますが、株式市場や外国為替市場(FX)仮想通貨などの投資の際によういるときは、マーケットの方向性という言葉で使われます。
ある投資銘柄が右肩上がりにあるときは、「上昇トレンド」と言いますが、かといって毎日上がり続けているわけではありません。
同様に下降トレンドだからといって下がり続けているわけでもありません。
トレンドというのは「上がったり」「下がったり」を繰り返してトレンドを刻んでいくのです。
全体の大きな流れで上昇トレンド、下降トレンドと判断していきます。
簡単に言えば、全体的に右肩上がりだから「上昇トレンド」全体的に左肩下がりだから「下降トレンド」という理解でいいでしょう。
また、トレンドレスの状態もあります。このことをボックス相場などと言われたりもします。
トレンドを見るならトレンドライン
それではそのトレンドを一目で見てわかるためには、トレンドに線を引くことで今が上昇トレンドなのか下降トレンドなのかの判断がしやすくなります。
このことをトレンドラインといいます。
トレンドラインは「上昇のトレンドライン」と「下降のトレンドライン」の2種類があり上昇のトレンドラインでは安値を結び、下降のトレンドラインでは高値を結んでいきます。
トレンドラインを引くメリット
ここでトレンドラインを引くメリットをいくつか紹介していきます。
トレンドラインというのは色々な使い方もできる優れたラインになります。
ラインを引くことによるメリットがたくさんあります。
トレンドの判断
まずは、トレンドの判断が明確に解ることです。
トレンドラインを引くことで今が買いの局面なのか、売りの局面なのかの判断が瞬時にわかりやすいということです。
トレンドがわかれば無駄なエントリーも減りますし、チャンスの所でしかエントリーしなくなります。
いわゆるポジポジ病に効果的です。
ポジポジ病って何ですか?
ポジポジ病っていうのは常にポジションを持ってないと損した気になってしまう人のことを言うよ。
一種の病気なので皆さんは根拠のあるところでしかポジションを持つようにしましょう。
損切り
続いては損切りの判断がつきやすいです。
損切りができなくて困っている方も多いと思います。
トレンドラインを引くことで損切りも簡単にできるようになります。
ラインを割れたら損切りしましょう。
損切りは投資家やトレーダーにとって命綱になります。
資金がある限り何度でもチャンスはあるので損切りは躊躇なくしていきましょう。
根拠
トレンドラインは1つの根拠になります。
根拠になるという事は、エントリーと利益確定の根拠になるという事です。
このラインまできたら利益確定、このラインまできたらエントリーなどとルール化がしやすくなります。
トレードはルールが大事ってよく聞きますね!
投資でのルールはかなり大事になってくるよ
元々投資にルールなんてないから自分で決めて投資をしていくんだよ。
マイルールってやつだね。
上昇トレンドライン
上昇トレンドラインは別名、「下値支持線」という言われ方もします。
下値支持線は上下を繰り返しながらも、安値を切り上げて上昇していくトレンドを示すものです。
そして上下の下げの部分で、下値をしっかりサポートしてくれる線なのです。
上昇トレンドの中でも上げ下げは常に起こっています。
その下げの場面で、どこまで下がるかの目安を下値支持線が教えてくれるのです。
下値支持線まで下げたら、それ以上は下がらず、逆に再び上昇することが多いです。
なぜかというと、下値支持線まで下がったら、市場参加者(投資家)たちの買い意欲が高まるのです。
これは、押し目買い(上昇局面での一時的な下げを狙って買いを入れること)のチャンスになるわけです。
下値支持線をブレイクしたとき
ローソク足はトレンドラインを引いたからと言って、トレンドライン通りに動くような単純なものんではありません。
必ずそれを崩壊(ブレイク)するときがきます。
ローソク足が下値支持線を抜けて落ちていくことを「ブレイクダウン」といいます。
ブレイクダウンすると「売りのシグナル」になることが多いです。
下値支持線を割ったという事は、上昇トレンドが一時的にも終了したことを示しています。
そこからさらに下降するのか上昇するのかは後になってみなければわかりませんが、少なくともブレイクダウンした後は、急激に売りが集まる可能性が高くなります。
このブレイクダウンが起こったら、一時的に売りのポジションを持つか、様子見するなどの対応が必要になってきます。
上記のチャートは一度、下値支持線をブレイクダウンして戻りが入り下降して行ったパターンです。
下降トレンドライン
上昇トレンドラインが下値支持線となるように、下降トレンドラインは上値支持線となります。
上値支持線とは、右肩下がりになっている相場で、上下動を繰り返しながら上値を押さえつけられて下降の圧力となるトレンドラインです。
下降トレンドラインも上昇トレンドラインと考え方は基本的には一緒なのですが、下降トレンドラインの方が上昇トレンドラインより角度が急になるという特徴があるので気をつけていきましょう。
これは、下降トレンドラインが上昇トレンドラインより下げるスピードが速いことを示しています。
下げは上げの3倍速いとも言われています。
だからこそ、下降トレンドでは1つ1つにシグナルへの反応も迅速でなければなりません。
下降支持線での押し目買いのチャンスを見つけられるように、上値支持線を利用することで、戻り売りのチャンスも見つけることができます。
戻り売りとは、下降トレンドの中で出現する一時的な上昇局面に「売り」で入り利益を狙うものです。
一時的な上昇は、のちの下落に転じるので、ここで買い戻す事で利益を得られることができます。
上値支持線をブレイクしたとき
ローソク足が上値支持線を抜けるときは「ブレイクアップ」と呼びます。
ブレイクアップになったら、売りのポジションをひとまず決算して様子見などをして相場を観察します。
次のトレンドが固まるまでの見極めが重要になる局面です。
上記でも書きましたが売りは買いの3倍速いスピードで動きます。
上値支持線をブレイクアップしたからと言って買いで入ると「だまし」にあう確率が高くなってしまします。
買いは慎重にやっていきましょう。
「騙し」とはその名の通り騙すのことを指します。
チャートが上に行くと見せかけ逆方向に動くといった
一見チャートの気まぐれのような動きです。
相場ではよくあるので注意しましょう。
上記のチャートでは一度ブレイクアップをしているのですが、価格は落ちていき横ばいのBOX相場になっています。
このチャートは相場が迷っている状態なので様子見しておきましょう。
トレンドラインの正しい引き方
トレンドラインの正しい引き方を詳しくやっていきます。
トレンドラインは引こうと思えばどこにでも引けるのがトレンドラインです。
そのどこにでも引けるトレンドラインを厳密にルール化していきましょう。
トレンドラインを正しく引けば投資の優位性はかなり上がるので正しいトレンドラインの引き方をマスターしましょう。
2つの高値または安値を結ぶ
トレンドラインの引き方は2つ出来た高値、もしくは安値にラインを引くという事です。
例えば上昇トレンドの場合は1回目の安値ができその次の2回目の安値ができたらトレンドラインを引くことができます。
下降トレンドは1回目の高値ができ、次に2回目の高値ができた時点で下降トレンドラインが引けます。
ポイント
- 上昇トレンドライン→2回安値が出来たらひく
- 下降トレンドライン→2回高音が出たら引く
- つまり、トレンドラインは2回以上の高値、もしくは安値が出来たら引けるライン
ヒゲと実体
ヒゲで引くのか実体で引くのか、、、この議論は昔からありライントレードの永遠のテーマとも言えることでしょう。
結論でいえば、ヒゲを含めてトレンドラインを引いた方がいいでしょう。
理由は、世界中の投資家が同じラインを引くからトレンドラインは機能するのです。
ヒゲを無視して実体でラインを引くと、ラインにズレが生じてかなりの確率で引いたラインが機能しなくなるからです。
という事は、世界中の投資家はヒゲを含めたラインを引いていることになります。
上記のチャートはEUR/USDのチャートなのですが赤がヒゲ、青が実体で引いたトレンドラインになります。
赤のヒゲで引いたラインは機能しているのですが青で引いたラインは機能していないのがわかるかと思います。
こうした理由からトレンドラインはヒゲで引く事をオススメします。
ダウ理論でトレンドラインを引く
トレンドラインは引こうと思えばどこにでも引けるラインです。
どこにでも引けるからと言っていい加減に引いても意味がないので、ここでルールを決めましょう。
僕の周りの勝ててるトレーダー達は、ダウ理論でトレンドラインを引くことをオススメしています。
ダウ理論とは、投資をする上で欠かせない理論になり、投資家は皆意識している理論になります。
詳しくは「ダウ理論」6つの基本原則と「注意点」で説明しているので確認してみてください。
トレンドラインの引き方|実践
トレンドラインの正しい引き方を踏まえた上で、実際に引いて見ましょう。
ポイント
- 2つの高値または安値を結ぶ
- ヒゲに合わせてトレンドラインを引く
- ダウ理論のルールにそってトレンドラインを引く
順番でいえばダウ理論を確認してから、ヒゲに合わせてトレンドラインを引いていきます。
上記の図で説明すると、①の高値を作り①の安値ができ、①の高値を超えた時点で初めて①の安値にトレンドラインが引けることになります。
実際のチャートで見ていきましょう
実際のチャートでもダウ理論的にトレンド転換してるのがわかると思います。
トレンド転換を確認してから初めてトレンドラインが引けることになります。
この引いたトレンドラインを追っていくと。
このようになっていきます。
このチャートは2021/06/06(土曜日)のUSD/JPYのチャートです。
来週このラインを割るかどうかを世界中のトレーダー達は注目しているのです。
下降トレンドも基本的な考えは同じになってきます。
安値を更新してダウ理論での明確なトレンドの転換を確認してからトレンドラインを引きます。
ダウ理論を軸にトレンドラインを引けば、迷うことなくトレンドラインが引くことができるはずです。
このようにルールを作ってしっかり守りトレンドラインの精度を上げていきましょう。
トレンドラインを引き直すタイミング
トレンドラインが機能しなくなる時があります。
この場合はどうしたらいいですか?
トレンドラインが機能しなっくなった時は、ひき直してみよう。
以下の図を参考にしてみよう。
図のようにダウ理論が崩れたところでトレンドラインも機能しなくなることが多いよ。
トレンドラインを引き直すにしても必ずトレンドラインを意識して引き直しましょう。
トレンドラインまとめ
如何だったでしょうか?
トレンドラインはプロから初心者の方まで大変人気のあるテクニカル分析です。
人気があるから世界中の投資家たちが意識しているポイントになります。
簡単にラインを引ける分、かなり奥が深いのもトレンドラインになります。
このトレンドラインという武器を極めて、他のトレーダーたちに差をつけましょう。