インジケーターを色々使うようなったのですが、トレンド転換がわかりやすいインジケーターってないかな。。。
こんなお悩みにお答えします。
本記事の内容
- MACDとは?
- MACDの使い方、見方
- MACDの設定値
- MACDの注意点
✔︎記事の信頼性
どうも、shimaです。
今回はトレンドの転換が分かりやすいインジケーターMACDについて分かりやすく解説していきます。
この記事を読むだけでMACDの使い方などがマスターでき投資の優位性も上がりますよ。
早速勉強して、MACDを極めトレンドの転換も極めていきましょう。
MACDとは?
MACD(マックディー)とは「Moving Average Convergence Divergence」の頭文字を取った略になります。
MACDは1970年代後半に機関投資家であるジェラルド・アベルと言う人物が開発した経済指標、今の言い方だとインジケーターになります。
日本語だと、「移動平均線収束発散法」と呼ばれています。
日本語だとちょっとかっこ悪いですね。。
MACDはトレンドの転換が分かりやすいので、初心者から上級者まで人気のあるインジケーターの一つになります。
MACDは移動平均線を応用したインジケーターになっていて、MACDラインとシグナルラインの2本の線でトレンドの転換を見極めるといった非常に分かりやすいのが特徴です。
上昇トレンドなのか、下降トレンドなのかが簡単に分かり、その転換タイミングもわかりやすいので、売買のタイミングも減っていきます。
根拠のないエントリーもしなくなるので、ポジポジ病にも効果的です。
MACDの見方、使い方
それでは、早速MACDの見方、使い方を実際のチャートで確認していきましょう。
MACD
ピンク色の枠で囲っいる部分がMACDのインジケーターになります。
青色の線がMACDラインになりオレンジ色の線がシグナルラインになります。
トレンドの転換を判断するのは、MACDラインがシグナルラインをゴールデンクロス、デットクロスした時がトレンド転換の判断になります。
また、青丸で囲っているところはゼロラインと呼ばれていてトレンドの強さを表しているラインになります。
このラインは抵抗帯にもなるので、このゼロラインで反発する事が多くあります。
基本的にはゼロラインよりMACDラインとシグナルラインが上にあるなら上昇の力が強い事になり、ゼロラインより下にMACDラインとシグナルラインがある時は下降の力が強い事になります。
チャートは日経平均225なのですが、2018年10月4日に青い色のMACDラインがオレンジ色のシグナルラインを上から下に抜けたので上昇トレンドから下降トレンドへのトレンド転換が起こっています。
そのまま下落していきゼロラインも抜けて行ったので下落の力は強いと判断します。
一度反発して、11月12月に上を試しますがMACDのゼロラインで止められて再度下落していってるのが分かるかと思います。
1月7日にMACDラインとシグナルラインが下から上にゴールデンクロスし、ゼロラインも超えて行ったので下降トレンドから上昇トレンドへのトレンド転換が起こっています。
このようにMACDはトレンド転換が大変分かりやすいインジケーターになっています。
MACDの設定値
MACDの設定値ですが、初心者の方なら以下の設定値をお勧めします。
MACDおすすめ設定値
MACDライン:期間12と期間26
シグナルライン:期間9
上記以外の設定値を使っている方もいらっしゃいますが、上記以外の設定値を使う場合は、ご自身で検証する必要があります。
上記の設定値は一般的に広く使われている設定値なのでこの数値を使っておけば問題ないでしょう。
MACD注意点
MACDには以下の2つの注意点があります。
MACD注意点
- レンジ相場
- ダイバージェンス
サックと解説していきますね。
レンジ相場
MACDはレンジ相場に弱いインジケータになります。
レンジ相場とはボックス相場とも呼ばれていて、一定の変動幅の中で価格が上がったり、下がったりを繰り返す相場の事を言います。
このレンジ相場ではMACDははっきりしない動きになるので、注意が必要になります。
上記のチャートの青く囲っているところがレンジ相場になります。
この時MACDもはっきりしない動きをしているのが分かるかと思います。
こちらの対処法としては移動平均線などのトレンド系のインジケーターで方向感などをみて、レンジ相場だと判断したら無理にエントリーしないように様子見にしといた方がいいでしょう。
移動平均線のことを詳しく知りたい方はこちらの記事もあわせてどうぞ。
ダイバージェンス
続いては、ダイバージェンスです。
ダイバージェンスとは価格とインジケーターの矛盾のことを指します。
価格が下がっているのにインジケーターは上がっているのがダイバージェンスになります。
下記のチャートをご覧ください。
上記のように価格は下がっているのにMACDは上がっているのが分かるかと思います。
これがダイバージェンスになります。
相場では、このようにダイバージェンスが多く確認できますので、ダイバージェンスが発生したらエントリーするなどとルールを決めておいた方が投資の優位性は増していきますよ。
もっと詳しくダイバージェンス の事が知りたい方はこちらの記事もどうぞ
MACDまとめ
MACDとは?
MACDの使い方、見方
MACDの設定値
MACD注意点
いかがでしたでしょうか?
MACDを極める事が出来たら、トレンド転換が分かるようになり相場に根拠と優位性が生まれトレードの精度を上げる事ができるようになります。
また、注意点にも書いたようにMACDはレンジ相場に弱いのでトレンド系のインジケーターと併用して使っていきましょう。
ぜひ、MACDの使い方を覚えて実践で使えるようにしましょう。